9月17日に公開となった映画「レミニセンス」を17日当日に観てきましたので、感想を書きたいと思います。
テネットに続くSF超大作『#レミニセンス』!ヒュー・ジャックマンが記憶に潜入#ヒュージャックマン #ノーラン https://t.co/DcuAz6ePdL
— シネマトゥデイ (@cinematoday) September 12, 2021
作品情報
- 監督 :リサ・ジョイ
- 脚本 :リサ・ジョイ
- 製作 :ジョナサン・ローラン
- 出演 :ヒュー・ジャックマン、レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートン
- 公開日 :2021年9月17日
- 上映時間:116分
リサとジョナサンは夫婦で、2人で人気ドラマシリーズ『ウエスト・ワールド』の総指揮・監督を務めているので、公私共にパートナーとして活躍しています。
ジョナサンは兄・クリストファー・ノーランが監督の『ダークナイト』『インターステラー』などの脚本を務めているので、ノーラン作品好きの映画ファンにとってはこのレミニセンスはとても興味があるのではないでしょうか?
私自信もノーラン監督の映画が好きで、昨年公開された『テネット』もハマってしまって何回も劇場に足を運んでしまいました。ですので今回もとても期待値が上がりました。
あらすじ
海面が上昇した近未来のマイアミに住む、無骨で孤独な退役軍人のニック・バニスター(ヒュー・ジャックマン)は、顧客が望むあらゆる記憶を追体験させる機会を提供するという、危険な職業の専門家である。
ある日、彼の人生は、メイ(レベッカ・ファーガソン)という謎めいた若い女性との出会いによって一変する。最初は単なる探し物を端緒とした関係であったが、やがてメイとの関係は情熱的な恋愛へと発展する。
しかし、別の依頼人の記憶がメイを凶悪犯罪に巻き込んでしまったため、バニスターは過去の暗い世界を掘り下げて、自分が愛した女性の真実を明らかにしなければならなくなる。
Wikipediaより引用
ちなみにレミニセンスとは「回想」という意味で、もやもやして思い出せないことが一晩経ったらふと思い出した。みたいな現象を「レミニセンス効果」と言うそうです!
感想 ※ネタバレあり※
以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。
↓
結論、個人的には面白かったです。
①よかった点
今回の舞台となっている水上都市のような世界観の映像がキレイでした。
水上に走っている電車のシーンもいいなぁと思ったら千と千尋のオマージュみたいです。
あとはウルヴァリ・・・ニックがメイをひたむきに追っかけていく様子なんかもグッときました。
全体的にロマンスがメインで、歌手であるメイのスロージャズな歌のシーンが時々あったりもしたので、しっとりとした作品だなと感じました。
話の展開としては、前半で仕込まれていた伏線が最後キレイに回収されたので見やすいなと思いました。
②よくなかった点
予告動画などの宣伝が誇大広告に感じられて不必要に期待を上げて下げられた感はあります。
(そういう意味では広告として成功しているのかもしれませんが・・・笑)
「ノーランが製作!」「SF超大作!」「記憶に迷い込むようなトリック!」と言われてしまうとノーラン(兄)監督の『インセプション』を思い出してしまいますが、全然そんな感じではないです。
というのも記憶に潜入といっても、記憶が具現化されてその中でニックが行動できる訳ではなく、具現化した記憶をホログラムのような感じで眺めて、そこから手がかりを見つけていくからです。
あとは先に述べましたが、ロマンスメインで割としっとりしてたのも理由です。
ですので、最初からそういう設定と思っていたら普通に入り込めますし、逆に「ノーランの時間マジック」を期待しすぎるとがっかりしてしまうのだと思います。
最後に
以上、レミニセンスの感想でした。
時間のトリックをメインに楽しみたいなら「インセプション」、ロマンスをメインに楽しみたいなら「レミニセンス」という感じですね。